9500年の時を越えて~ 悠久の友人に捧ぐ

ネコの手術について思うこと2(チャマもワタクシもクタクタになりました)

 

15-09-21a
前回の記事では、避妊手術後、麻酔から目覚めたチャマは病院でパニック状態だったのですが、毛布でくるんでなんとか帰宅しました。
今日はその後の顛末であります。

家についたチャマは、いつものニオイと、見慣れた環境に安心したのか、やっと落ち着いたようです。
ただ、お腹の傷をガードするために着せられた包帯シャツが気になってしかたありません。
なんとか脱ごうと必死です。

ひとしきりがんばったのですが、その内あきらめたのか驚く行動にでます。
チャマはザブトンの下に潜って、包帯シャツの不快な感触を潜ったザブトンから受ける感触にすり替えたのです。
驚くべきストレスの回避行動
チャマはザブトンから亀みたいに頭だけ出して、ワタクシの方をいつもの優しい目で見てくれました。
チャマのいたいけな行動に、ワタクシとても感動したのであります。

シャツの不快な感触はザブトン亀になることで、なんとか回避したチャマですが、右手に残ったナイロン製の注射バリだけは許せません。
(点滴で使用したナイロンの注射バリを腕に残していました)
腕に巻かれた包帯をしきりにくわえて破ろうとします。

何度もやめるようにチャマをいましめていたのですが、その内ワタクシも寝入ってしまいます。
翌日、チャマの様子を確認すると、なんと腕の包帯は血だらけです!
驚いたワタクシ、急いで病院へ急行したのですが、チャマは夜中にナイロンバリを強引に引き出したようで、止血の絆創膏を貼られて帰宅しました。

余談ですが、止血処理をした後に先生からオシッコの確認をされたのですが、チャマは退院したその日にウンチまでしたのであります。

さて、チャマは包帯シャツの感触に最後まで慣れずに、ザブトン亀のまま10日間がすぎ、いよいよ抜糸です。
ワタクシ、お腹を縦断するような大きなキズが残るのではと心配していたのですが、処置室から出てきたチャマは、毛を刈りあげられてピンクになったお腹に小さなキズ跡しかないのであります。
先生、グッジョブ!

15-09-21b

人生最大の試練を終えたチャマは、包帯シャツもお腹の糸もとれ晴れて自由の身。
帰宅後はいつものように食う・寝る・遊ぶを楽しんでおります。
チャマにとって病院のゲージで大騒ぎしたのは、すでに今は昔なのであります。

あれから数年経ち、今ではお腹のキズも毛をかき分けて探すほどです。
ワタクシはというと、チャマを抱き上げてお腹を触るたび、チャマが術後に見せた恐怖の形相を思いだします。
あんたわたしに何をしたのよ!そうチャマから言われたようなあの表情…

チャマのことが愛おしい故に、ワタクシ今でも心がうずくのであります。

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