9500年の時を越えて~ 悠久の友人に捧ぐ

ネコとの出会いについて思うこと(チャトランの思い出)

 

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ワタクシ、チャマがうちに来るずっと以前に、少しだけネコのかわいさの片鱗にふれた時期があったのであります。

ある朝のこと、家の玄関を開けるとシロクロ毛のネコがちょこんと座っています。
突然始まったネコの訪問です。
大きな無垢な目でこちらを見つめますので、ワタクシ思わず頭をなでてしまいました。

次の日の朝。
やっぱりネコは玄関先にいます。
こうなるとワタクシも嬉しくなってきまして、チャトランなんて名前を付けたのでありました。
さらに調子に乗って、イケナイことではありますがネコ用ドライフードと食器を購入してしまい、ワクワクしながら翌日を迎えます。
今朝も来てるかな?来てる!来てる!
早速、購入した食器にドライフードを入れて与えてみます。
おいしそうに食べるチャトラン!
こうして、毎朝必ず朝食を食べにくるようになったのであります。

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チャトランは野性味たっぷりで、シッポは犬か何かに食いちぎられて、露出した骨に肉が巻いた状態のボブテイルでしたし、一度はカラスを相手に大立ち回りをする姿を目撃してしまい、ワタクシのネコのイメージはすっかりワイルドなものになりました。

しばらく続いたチャトランの訪問でしたが、ある日を境に突然姿を見せなくなってしまい、我が家のモーニングサービスもこれで終了となったのであります。

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月日は流れ、今ではチャマを飼うようになり、チャトランとは正反対なそのオボコぶりにビックリするやらカワイイやら…
人間もネコも育つ環境で性質が全く変わるのであります。

チャマが来る前に、少しだけ時間を共にしたチャトラン。
シロクロ毛のネコを見かけると今でも思い出すのであります。

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