ネコの診療(皮下輸液)について思うこと(ムササビか!)
病院嫌いなチャマですが、病気かな?と思ったら問答無用、躊躇なく病院へ連れて行くのであります。
下痢が続いたこの日も病院へ。
診察では問題なかったのですが、念のために皮下点滴(輸液)を行うことになったのであります。
チャマはもちろん、ワタクシも初めてなので、人間が受ける静脈の点滴を想像しておりました。
たしかに見た目は普通の点滴です。
準備が済んでチャマをワタクシが押さえると、先生がチャマの首の後ろにトンボ針をプスッと刺していざ注入なのですが、この点滴のスピードが異常に早い。
人間への処置ではありえない速さなのであります。
驚くワタクシを尻目に、先生は袋をいじったりして、もっと早く送り込もうとするではないですか!
ワタクシの不安を察知した先生いわく、「ネコの皮下は余裕があるんですね。だからどんどん入るんですね」と、チャマの皮膚をグイグイ引っ張りながら説明してくれます。
「そうか、入れてるのは静脈じゃなく皮下なのか…それにしてもなあ…」と思ってしまうのですが、たしかにチャマは最後まで痛がるふうもなく無事に点滴を終えたのであります。
ワタクシの予想よりはるかに早く点滴を終え、無事帰宅したチャマでありますが、まだ吸収しきれていない輸液が体の下半分、つまりお腹とワキ、フトモモに移動しておりまして、まるでムササビみたいに皮が伸びております。
伸ばせば伸びるもんですね。
ワタクシ感心してしまったのですが、本人(猫)はそんなに違和感が無いらしく、いつもと変わりなく飛び跳ねて遊んでおります。
しばらく時間が経ち、ふと気づくとあんなに伸びた皮も、しつこい下痢もいつしか治まり、日常に戻っていたのであります。
病気でなくて良かった!チャマ!
健康が一番!ますます愛おしいのであります。
9500年の時を越えて~ 悠久の友人に捧ぐ