9500年の時を越えて~ 悠久の友人に捧ぐ

ネコの避妊について思うこと(みんなの幸せのために)

 

15-08-20
チャマは女の子。
発情期が来る前にできれば手術をしてあげたかったのですが、小さめの個体だったチャマは手術可能な適正体重までなかなか増えません。
やきもきしながら日にちばかりが過ぎて、とうとう1回目の発情が始まってしまったのであります。

発情が始まると普段のチャマではなくなります。
いつもは決して出さないような大きな声で鳴きながら、昼夜をなしに部屋中を徘徊します。
触るのはもちろん、チャマと声をかけるだけでシッポとお尻を上げて地面に伏せてしまいます。

さらにワタクシや奥さんの背中を執拗にもみたがり、さんざんもんで気が済むと決まってガブッと噛みついてくるのです。
このときチャマの目はすわっていて、怖いほどコウフンしています。
とうとう最後は、オソソまでするようになってしまいました。

発情は大人のメスになった証ではありますが、単独室内飼いのチャマには異性と出会えるチャンスは決してありません。
それでも本能にはあらがえず、ひたすら異性を求めて悲しい声で鳴き続けるチャマ
ワタクシ、いたたまれなくなり先生に相談すると、血液検査を行って体力的に問題がなければ手術をすることになったのであります。

さて、手術の顛末は別の記事へと譲りますが、避妊手術を終えたチャマは少女に戻りました。
もう悲しい声で鳴きません。
ワタクシの背中も、もんでくれません。(たまに少しだけもんでくれます)
オソソもしなくなりました。

体格が小さいチャマの避妊手術は心配もありましたが、回復も早くすぐに元気になり、今では手術をしたことさえ忘れそうです。
けれど…

ワタクシが選んでしまった少女のままの選択…
チャマにとって一生に一度だけの発情…
これでよかったのかな、チャマ

愛おしいチャマの寝顔を見ながら、思いをはせるのであります。

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